2017/3/31
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【動画付き】看板スタッフ紹介vol.1「たかれん」 |
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<dl><dt>◆看板スタッフ紹介</dt><dd>本日紹介する看板スタッフは「たかれん」さん!
看板スタッフ紹介コーナーでは、ココトモハウスで皆さんの居場所づくりをおこなう看板スタッフたちがどんな思いで活動をしているかをお伝えしていきます。それでは「たかれん」さんの紹介をどうぞ♪ ※本文の最後には動画もあるのでお楽しみに!</dd></dl> Q.看板スタッフになったきっかけを教えてください♪看板スタッフになったのは、「対面でのコミュニケーションをもっと大切にしたい」「ココトモハウスというあたたかい場所をたくさんの人と共有したい」など様々な目的があるのですが……、一番の目的は「同世代の人たちの居場所をつくること」でした。 私自身、いじめ被害や不登校などを経験した影響で、ずっと家にも学校にも自分の居場所を見つけることができなかったんです。 それでも少しずつ自分を大切にできるようになってきたのは、たくさんのあたたかい出会いがあったから。 最初は不思議でしかたありませんでした。 正直なことを言えば、今でも生きづらさは抱えていますし、家族や将来のことなどで悩むこともあります。 12歳、初めて本格的にいじめを受けて不登校になった時、私がほんとうに求めていたのは、上辺だけの対応しかしない先生や世間体ばかりを気にする両親ではなく、「同じ苦しみを抱えた、友達になれる存在」だったんです。 昔の私と同じような状況に立たされている子が、かなしいことですが、この世界には数えきれないほどいます。 あなたの苦しみと同じ苦しみを抱えた人がいる。 そんなメッセージを、あなたにアドバイスをする存在ではなく、あなたと共に歩んでいく仲間として伝えられたら嬉しいです。 Q.看板スタッフとして特にどのような時間を提供したいと考えていますか?年齢層を限定した「ヤングDAY」を開催するなどの取り組みを行ってきて、看板スタッフを始めたきっかけである「同年代の居場所づくり」ができている実感を少しずつ得られるようになってきました。 そして今では気持ちに変化があり、年代や性別を問わず、悩み苦しんできた方や人とのつながりを持つことに臆病になってしまった方が、「こんな自分も悪くないかもな」「もう一度やってみようかな」と感じられる場所をつくっていきたいなと感じています。 しかし、悩みを吐き出したり自分の価値観の話をしたりすることは、決して簡単なことではありません。 否定されてしまうかもしれない。受け取ってもらえないかもしれない。嫌われてしまうかもしれない。 自分の中にあるものを表現しようとした時には、そんな不安が常に心につきまとうことでしょう。 それでも、やっぱり伝えることってステキだと思うんです。 でも、伝えなかったばかりに後悔することもあるんです。 少なくとも私は、誰かに伝えたことで、誰かから伝えてもらったことで嬉しい気持ちになったから、「想いを伝える」ということを大切にしたいのです。 その想いが、「ありがとう」でも「ごめんなさい」でも「苦しい」でも「おめでとう」でも「助けて」でも、全部まるっと受け入れたいのです。できる限り、あなたの心に寄り添いたいのです。 もちろん、無理に伝える必要はありません。全部を言わなくてもいいんです。 たくさんの想いに触れながら、愛情ややさしい気持ちを心にためることができたら、きっと今よりステキな世界になるんじゃないのかな。 Q.看板スタッフとして大切にしていることを教えてください♪大切にしていることは、もうそれはそれはたーくさんありますが、中でもいっっっちばん大切にしているのが、「あなたと一緒に過ごせて幸せですよ」というメッセージを伝えることです。 ココトモハウスでは、たくさんの方と出会います。 しかし、どれだけ出会いやつながりに感謝していたとしても、心の中のことって、なかなか相手には伝わらないものですよね。 常連さんもはじめましての方も、国籍年齢性別その他諸々を問わず、全員にさせていただいております。 ハグには、1日のストレスの約30%を解消できるなど、たくさんの嬉しい効果があるんです。 「おかえりなさい」「いってらっしゃい」 そんな時間を過ごしても余りあるほどに、皆さまとの出会いに感謝しているのですけれどね(*´`) Q.看板スタッフをしていて嬉しかったエピソードを教えてください!看板スタッフとしている時には皆さんと話すことが楽しくて仕方がないので嬉しかったエピソードはいろいろありますが、今回はその中でも3つほどお話しさせていただきます。 1.愛情たっぷりの手紙をいただいた瞬間私自身「想いを伝える」ということを大切にしているので、やはり気持ちを伝えてくださる方がいると嬉しくなります。 文通や手紙が好きだからか、お手紙をいただくことも。時間があれば、お返事をお書きすることもあります(*´`) 手紙はその場でいただいた瞬間から始まり、持ち帰りながら「何が書いてあるのかなぁ」なんて想像する時間、いざ開いて中身を拝見する時間、そして相手にどんな感想を伝えようかとお返事を考えている時間……、と一通いただくだけでなが~い間幸せな気持ちになれちゃうんです。 手紙に書いてあった内容はヒミツですが! どのお手紙もあたたかい言葉や愛情で満たされていて、すべてが私にとって大切な宝物です。 2.誕生日のお祝いをしてもらった瞬間私が20歳の誕生日を迎えた際、ほんとうにたくさんの方からお祝いをしていただきました。 実は私は、誕生日というものにあまりいい印象を持ってはいませんでした。誕生日と言えば家族と過ごすのが当たり前で、その家族の中に私の居場所はなかったから。自分の孤独を突き付けられているようで、たとえバースデーケーキがあっても、プレゼントが用意されていても、つらくて寂しくてたまらなかったんです。 でも、たくさんの愛情を受け取って、たくさんの方に祝っていただいて、嬉しくないワケがないんですよね。 私が以前ちらっと言ったことを覚えてくれていた方。当日行けないからとわざわざ前もって準備してくれていた方。お手紙をわざわざ書いてくれた方。 「あなたにできることがあるからではなく、あなたの存在そのものが愛おしいんですよ」 誕生日でなくても、普通の何気ない日常の中でも、あなたが生きているだけで素晴らしいのだと、あなたが居るだけで大切な空間になるのだと、そんなメッセージを伝えていきたいとあらためて感じた出来事でした。 3.利用者さんが次のステージへ行った瞬間2016年8月から看板スタッフに加わり、それから今までの間、ほんとうにたくさんの方と出会いました。 中でも思い出深いのが、現在看板スタッフとして活躍している「まいこ」ちゃんです。 「ココトモハウスにいつ行こうか迷っていた時、たかれんちゃんが担当スタッフだったから行こうと思った」 私が家や学校などで様々な苦しい経験をしてきて、今もなお葛藤している最中である、ということから親しみをもってくれたのだそう。 看板スタッフになった当初は、当時の看板スタッフの中では最年少だったのもあって、この雰囲気に馴染めるのか、看板スタッフとして役に立てるのか……、若干の不安な気持ちも持っていました。 彼女の他にも、たくさんの方がココトモハウスとの出会いを通じて愛情を受け取り、勇気や決意を胸に抱いてくれています。 きっとこれからも、数えきれないくらいたくさんの出会いがあるのでしょう。 出会えた方が安心して泣けるように、思い切り笑えるように、がんばりたいと一歩踏み出せるように、がんばらなくてもいいんだと許せるように、これからも看板スタッフの一人として精進してまいります! Q.最後に、利用者さんにメッセージをお願いします。まずは、ココトモハウスのサイトに訪れてくださり、この記事を読んでくださり、ありがとうございます。 改めて、ココトモハウスで看板スタッフを務めております「たかれん」と申します。 心のほんとうに片隅でいいんです。 人見知りだからうまく話せるか心配? 無理に話す必要も、無理にはやく馴染もうとする必要もありません。 どんな不安も、どんな疑問も、私たち看板スタッフに教えてくれて大丈夫です。 ココトモハウスに来たことのある方も、まだこれからな方も、ハウスであなたのお帰りをお待ちしています(*´`) 最後まで読んでいただきありがとうございました。次はココトモハウスでお会いしましょう! <dl><dt>たかれんのプロフィール</dt><dd>1997年2月24日生まれ。12歳の頃からいじめを受け、計7ヶ月の不登校を経験した。自らの経験から「学校でも家でもない居場所が見つかる」をコンセプトにしたサイト『ティーンズプレイス』を設立。ココトモハウスでも10代限定の日など若年層に向けた居場所づくりに取り組んでいる。</dd></dl> |
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