2020/9/14

距離感を間違えて失敗してしまうあなたに。人との正しい距離感を保つ方法5選

こんにちは、産業カウンセラーのジョジョです。今日は人との距離感について話します。人との適度な距離感を保つのは大事なことです。例えば、距離感が近すぎると相手に緊張を与えたり、遠すぎると壁を作ってしまうことになります。

人間関係が上手くいかない、という人はこの距離感を保つことができない方が多いです。そこで今日は、人との適切な距離感を保つための方法を5つ紹介します。

距離感を間違えて失敗してしまうあなたに。人との正しい距離感を保つためにやること5選

これまでカウンセラーとして1万人を超える方の相談に乗り、4000人の来訪者を超えるコミュニティを運営してきた私が、人との距離感を適切に保つための方法を5つ紹介します。

ここに紹介する方法をちょっと意識するだけでも、距離感の掴み方はとてもうまくなるはずです。

1.相手を真似すること

基本中の基本ですが、距離感をただしく取りたい時は、相手のまねをするのが近道です。話すスピードや、声の大きさなど、相手に合わせるように意識しましょう。例えば、相手はゆっくり落ち着いて話してるのに、自分は早口で大きな声で、というと相手もびっくりしますよね。

距離感が近いといわれがちな人は、相手をよく観察し、相手のペースに合わせることを意識するといいでしょう。また、名前の呼び方を相手がさんづけならこちらもさんづけなど、関係性を同じものに保つことも意識するとよいでしょう。

2.パーソナルスペースを保つ

パーソナルスペースとは「他者が自分の懐に入ってくることに対して許せる距離」を指します。例えば、恋人や家族は45cm、友人や親しい関係にある人は1mが心地よい距離感といわれています。特に顔を近づけると相手から警戒心を持たれやすくなります。物理的に相手との関係に応じて距離を保つことも非常に大切です。

3.相手に聞く前に自己開示をする

距離感がうまく保てない、という方は気になる異性にいきなり「恋人いるの?」と聞いたり、休日の予定を聞いたりします。聞くのは決して悪いことではないし、お互いの距離を深めようと思ったら聞くべきことだといえます。

しかし、こういったパーソナルな情報を相手を不快にさせずに聞くには、相手の心にしっかりと根回しをしておくことが大事です。具体的には、自分がまず先に自己開示を行ったり、または相手に個人的なことを聞いてもいいですか?と断りをいれることです。

距離感で失敗しているという人は、自分が唐突にパーソナルな質問をしていないかを振り返ってみましょう。

4.謙虚さを忘れないこと

距離感がつかめないという方の失敗で多いのが、いつの間にか相手を下にみていることです。自分では相手との距離がつまい信頼関係ができているつもりで、相手を過度にいじったり、調子にのってしまってダメになってしまう、というパターンですね。

親しき中にも礼儀ありということわざがありますが、このパターンで失敗をしてしまう方はとにかく謙虚さを忘れないように、自分の特徴を胸に刻んでおきましょう。

5.被害妄想を抱く

相手を意識しすぎるあまり、被害妄想を抱いてしまうという方も少なくありません。例えば、相手がちょっと呼びかけに反応しなかっただけで、自分は無視されたと決めつけたり、相手の反応を過剰に悪く考えてしまうというパターンですね。

しかし本人がそう思っているだけで、実際には相手はなんとも思っていないというパターンがほとんどです。被害妄想癖があるという方は、自分でそれを判断する前に、第三者に冷静に話を聞いてもらうなどの対処をするといいでしょう。

終わりに

人間関係を適切に保てない方のほとんどが、自分を客観的に見ることができていない方が多いです。しかし、残念ながら生まれてからずっと人間関係が苦手という方は、自分でそれを意識しても、客観的に見ることが難しい場合があります。

自ら距離感を保つのが下手だという自覚がある方は、とにかく他の誰かに相談して、適度な距離感を保てるアドバイスをもらうようにするとよいでしょう。

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